長期優良住宅

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資産価値の高さを証明する技術

 

長期優良住宅

「耐震性」「耐久性」「断熱性」などの項目をクリアする性能を証明

 これまでの日本の住宅は僅か30年未満で建て替えられてきたという歴史があり、築10年の中古住宅はその価値が土地のみで建物には価値を認められないという現実がありました。
これは、日本の建築の基準である「建築基準法」のレベルの低さに問題があることは事実でした。それに対して、この「建築基準法」の基準を一気に高めるという方法もあったのですが、それはついてこれない建築会社も多いということで、新しく基準を設けたのがこの「長期優良住宅」というわけです。
「建築基準法」をクリアするのは義務ですが、「長期優良住宅」の基準をクリアするのは義務ではありません。よって、建築会社によってはその姿勢はバラバラです。
建築工房稗造としては、標準的な仕様でこの「長期優良住宅」の基準をクリアすることをベースにしています。お施主様は申請さえすればこの「長期優良住宅」の認定を得ることができるような体制にしています。 

将来的な間取り変更も可能とする「スケルトンインフィル」という考え方

建物の性能を高めて 、長期にわたり利用できる住宅にするという「長期優良住宅」の考え方はとても良いと思います。
その性能が第三者的に認められることで、将来中古住宅として売却したり、賃貸住宅として貸したりするときに、お墨付きとしての効果も大きいと思います。
しかし、在来木造や2×4工法では、ここで一つの矛盾が生じることになるのです。
「長期優良住宅」の基準の中に「耐震性」という項目があり、その等級が2以上を必要とします。できれば最高等級の3を取得したいものです。
そして、この耐震性を高めるためには、在来木造や2×4だと耐力壁を増やす必要が生じていきます。この耐力壁が増えるということは、耐震性を高めると同時に将来リフォームをするときに壊してはいけない壁を増やすということになります。
これが、長期にその住宅を利用する際に大きな問題となるのです。
長く使ったり、中古住宅で売却したりすると、その家に暮らす家族構成やライフステージが変わるということになり、そのために間取り変更などのリフォームを行う必要性も生じます。その際に、耐震性を高めるために設置した「耐震壁」が大きな障害となるわけです。
その点、構造的に必要となる耐力壁の少ない「SE構法」では、間取り変更にも安心して行うことができます。
このような、「構造的部分」と「設備や間仕切り壁」などを分けて設計する手法を「スケルトンインフィル」と言います。建築工房稗造では、できるだけこの「スケルトンインフィル」の考え方を取り入れながら設計をご提案します。
 

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